UYOの部屋/特別企画/旧道・トンネル探訪記 Last update:99/2/16


旧道隧道 -TUNNEL TOUR-

〜 国道291号線 旧中山トンネル 〜

 ここを知ったのは、とある仲間内のメーリングリストで、車好きな方がここを通ったとの話を書かれていたのが最初です。「高さ制限1.5m、幅制限1.4m、大概の地図では通行不能扱いになっている」と聞けば、興味を持たないわけがありません。
 初めてここを訪れたのは、高校時代の友人と連れだって長野へ行ったときのことでした。帰りは日本海回りで柏崎→小出と走ったのです。ここなら中山トンネルは目の前というわけで行ってもらったのですが、時間は深夜の2時頃。暗闇の中に素堀りの壁を照らす蛍光灯が浮かび上がる光景は、あまりにも不気味で誰も歩いて通過する気になれず、入口だけ拝んで帰ってしまいました。既に新トンネルが建設中で、旧トンネルが近いうちに閉鎖されるのは目に見えており、この時カメラ持って通っていれば‥‥と、今でも悔やまれます。
 そんな私の強烈なリクエストもあって、関東も冬が近い11月下旬、やはり高校時代の友人2人と一緒に、このトンネルを訪れることになりました。その時にデジカメで撮った写真を載せておきます。



 中山トンネルは、新潟県山古志(やまこし)村と広神村の間にある、国道291号線のトンネルです。旧トンネルの歴史は作りからしてかなり長いようですが、私の方では調べていないので不明です。現在は新トンネルが開通しており、旧トンネルの片方の入口は事実上閉鎖、もう片方の入口も近いうちに柵などによって入れなくなると思われます。




広神側入口。正面右が貫通した新トンネル。
旧トンネルは写真中央の壁を登った、左上の高くなっている場所に入口があります。新トンネル建設中は写真中央から右に向かって仮橋が架けられていて、旧トンネルを利用することができました。

 橋がなくなって、どうやって上に登ろうかと一瞬思ったのですが、上の写真中央、壁のところにはしごが掛けられていたので使わせてもらいました。左の写真は旧トンネルの現役時代から立っていた標識です(上の写真にも小さく映っています)。「幅員狭小のため四輪車通行注意」下の白地の部分は「最小幅員1.4m」と書かれています。「注意」の部分が後から書き換えられているのが気になります。「不能」とか「禁止」とでも書いてあったのでしょうか。このすぐ先に、高さ制限と車幅制限の標識が立っています。
 そして、これが旧トンネルの入口です。レンズに霜が付いてしまったようで、うまく撮れていません(;_;)。ポータルは無く、土に洞窟の入口のような穴が空いているという表現がぴったり来ると思います(^^;。土の表面はわずかに水が流れていて、苔などがびっしり生えています。
 写真はないのですが、照明器具は天井や壁に直接取り付けられないので、路面から鉄パイプで頭上をまたぐアーチを作り、そこに照明が取り付けられています。以前は蛍光灯が取り付けられていて明るかったのですが、現在は取り外されて真っ暗です。



 トンネルは一直線ではないので、入口から出口は見えません。これは出口の光が見えた場所で撮った写真です。ごつごつした壁は湿っていて、足元は水たまりがたくさんできていました。崩落の危険性は現役時代からあったようで、天井部分に金網を張ったりセメントを吹き付けたりするなどの応急処置がされています。

 出口が近づくと、さっきまで不定形でごつごつしていたトンネルの形が均一になり、まっすぐ出口が見えるようになります。地質の違いによるものか、あるいはこちら側から掘り進めた担当が丁寧に掘っていたのでしょうか。


 山古志側の入口です。こちらはコンクリートでトンネルを延長する形でポータルが付けられています。真上が急斜面なので、そのままだと落下物による事故の恐れがあったのでしょう。車高・車幅制限の他に、「中山トンネル内地山崩落のキケン 全面通行止」と書かれた看板が立ててあります。



 山古志側の新旧トンネル入口。こちら側は高さが一緒です。



 帰りは新トンネルを歩いたのですが、途中でこんなものを見つけました。地質や新旧トンネルの位置関係などがよく分かります。フラッシュ無しで撮ったものがブレていたのでこれしかありません(;_;)。私ってば写真撮るの下手すぎ‥‥



 最後に、広神側入口の遠景。通行止めの看板がある横を、地元のものと思われる車が勢いよく通過していきました。(^^;



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