~ 当コーナーの原点へ・房総の小トンネル ~

トンネルに興味を持ち、当コーナーを作るきっかけとなったのは、友人達と行った房総方面へのドライブでした。

ここで通った名もない素堀りの小さなトンネル達は、今でも個人的にはトップレベルで好きなトンネルです。

今回は初めてカメラ持参でトンネルを訪問したので、いくつか存在するトンネルの1つを簡単にご紹介します。

なお、場所が場所(私道や町道・市道)ですので、具体的にお教えすることができません。興味がある方は次のヒントでお探しください。

  • 長柄町の南端辺り(国道409号線が通る付近)と、隣接する長南町および市原市に及ぶエリアに、複数存在します。
  • 国土地理院の地図に載っています。
  • もちろん、国道や県道のトンネルではありません。

現地訪問の際は、くれぐれも近隣住民の迷惑とならないようにお願いいたします。

1999-? : 訪問
1999-10-11 : 掲載
2021-09-21 : リニューアルに伴い加筆修正
写真:隧道への道

見慣れたアスファルトの道から横道へ曲がりまっすぐ進むと、途中から舗装が無くなり、さらにまっすぐ進むと道に生える草が増えてきます。

…本当に正しい道を進んでいるのか心配になりますが、道沿いにはきれいに掃除された神社があったりして、地元の方々は普段から通る道であることが分かります。

この写真の場所では通行の多い農道が左へ曲がっていってしまうのですが、トンネルは直進した道の先にあります。

写真:隧道入口
トンネル入口。上は木々の枝に覆われているので、ほとんど空が見えない。
写真:隧道への道
トンネル内部。車の大きさと比べると、断面積は結構大きい事が分かる。

入洞。路面は未舗装ですが凹凸はなくフラットなうえ、よく掃除されているようでゴミも落ちていません。初めて来たときは車のエンジン音に驚いたコウモリが飛んでいた記憶があるのですが、今回はいなかったので車を降りて撮影しました。

壁は素堀りらしくごつごつしてはいますが、以前紹介した旧中山隧道に比べれば滑らかです。聞いた話では、房総の土は掘りやすく崩れにくい土質で、トンネルを掘削するのに適しているのだとか。

初めての時は結構狭くて暗いイメージがあったのですが、今になってみると照明がなく素堀りというだけで、あとは断面積も割と広いただの田舎トンネルという感じがします。強烈なトンネルを見すぎて慣れてしまったかな?(^^;