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～ 小峰隧道 ～

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五日市と八王子の間に横たわる小峰峠は、現在都道32号線の新小峰トンネルによって難なく通行することができます。
「新」というからには旧があるわけですが、こちらは「小峰隧道」といい、2002年に新トンネルが開通するまでは路線バスも走る現役の交通路として、前後の険しい峠道とともに役目を果たしていました。

新トンネルの工事が進められていた2001年当時、現役だった小峰隧道をたまたま通った時に撮った写真が出てきましたので、掲載しておきます。

小峰隧道 八王子側坑口(2001年撮影)
左の丸く光っているものは3.2m高さ制限標識です。

当時はまだ路線バスも通っていた現役の都道だったんですが、深い山奥でありトンネル以外の照明も少ないため、明るさ最大でも暗い写真しか撮れませんでした。
扁額もあるのですが暗くて読めず、写真にも撮れていません。

坑門は煉瓦造りのようですが、坑内に煉瓦が見えません。どういうこと?

坑内の道路と壁が接する部分を見て納得です。
どうやら元々は煉瓦巻き立てのトンネルだったようですが、後からコンクリートを吹き付ける補強が行われているようです。
道路の両脇には側溝の蓋が見えるのですが、壁が後から厚く盛られたので側溝の蓋が少し隠れてしまっています。

(側溝の蓋、開けられるのかなぁ?)

天井付近の壁に、筋状に削れた大きな傷がたくさん。
おそらくはトラックの荷台などが天井に当たってゴリゴリ削ってしまった跡なんだろうなぁ。

傷が深いところに煉瓦が露出している場所を発見しました。
元々煉瓦巻き立ての壁にコンクリートを吹き付けた仮説は当たっていたようです。

五日市側坑口。こちらはもっと暗くて坑口すら撮れませんでした。昼に来たかったなぁ。

現役時代の昼の写真は検索すると沢山出てきますし、トンネルだけでなく前後の狭い峠道を路線バスが通過する様子の画像も見つかりますので、是非探してみてください。