UYOの部屋/特別企画/旧道・トンネル探訪記 Last update:99/6/23


旧道隧道 -TUNNEL TOUR-

〜 青梅より3つの旧トンネル 〜



 今回は範囲が広いので、地図も特大サイズ(笑)。但し、縮尺などが不正確なので、お手持ちの地図でご確認ください。
 元々は畑トンネルのページを見て、自分でも見てみようと思ったのがきっかけですが、地図を見ながら近くの旧トンネルにも行ってみました。いつものように友人Z氏と深夜に車で行ったのですが、運転のZ氏は途中でダウン。最初の目的地である畑トンネルへは、私の運転で向かいました。

畑トンネル

 到着したのは午前4時半頃。ちょうど空が白み始めた頃です。最初にトンネルを東(飯能)側から通過し、トンネルの西(青梅)側にちょうど道が広がっているところがあるので、そこに車を止めて、夜が明けるまで待つことにしました。
 エンジンを止めると周囲はしんと静まり返ります。ふとエンジン音が聞こえたかと思うと、乗用車が西側のヘアピンカーブを登ってきて、トンネルへ入っていきました。しばらくすると別の車が、トンネルから出てきて坂を下っていきました。またしばらくすると、2回目に通ったものと同じ車種の車が、今度は坂を上ってきてトンネルへ入っていきました。やはり人気スポットなんですね。ここは。



 夜が明けてきたので、車を降りて、歩いてトンネルを数往復してみました。朝露でしょうか、雨が降ったわけでもないのに木々から水滴が落ちてきます。鳥の鳴き声が山のあちこちから聞こえて、実にのどかなところです。ふと思いついて、たまたま持ってきていたポータブルMDと小型マイクを使い、この音を録音してみました。機材が安物なのでちょっと音質が厳しいですが、自然に包まれつつある山の旧道の雰囲気をお楽しみください。

hata_tunnel01.mp3(313kB・19秒)
    トンネル東側の外で、ウグイスが鳴いていました。100m先がゴミ処理場とは思えません。
hata_tunnel02.mp3(251kB・15秒)
    トンネル西側の入口にて。壁から水がしみ出して流れ落ち、道路にあふれて小川を作っています。

 録音しながらじっと立っていると、何だかとても長い時間ここにいたような気分になってきます。で、MDを見てみると1分しか過ぎていなかったりして。(笑)
畑トンネル・その他の写真
各画像をクリックするとフルサイズが表示されます。
東側入口の壁。赤煉瓦は今も色あせずに歴史を語ります。 西側から、夜明けの2枚。 噂の80km/h速度制限標識(笑)。トンネル西側にあります。 トンネル内の地面にまだ白線が残っていました。

 古びてはいても、赤煉瓦がとても美しいトンネルでした。明治時代の建造物は、機能性だけでなく存在感をアピールする気品があって好きです。近くに立ち寄ったらまた行ってみたいですね。



 さて、再び車に乗り込んだ後は、相変わらず眠ったままのZ氏を乗せて、青梅市の南にある旧満地トンネルを目指したのですが、その前にもう一つの旧トンネルを紹介しておきましょう。

(旧)吹上トンネル

 これは別の日に同じくZ氏と付近をドライブした際に、私が地図を見ながら偶然発見して立ち寄ったものです。発行年が違う2冊の地図を見比べると、古い地図と新しい地図とでトンネル周辺の道路の形が違っているのでした。
 残念ながらカメラを持っていなかったので写真はありませんが、最近の地図で切り替わっているだけあって、乗用車なら十分すれ違えるほどの大きなトンネルでした。トンネル前後にある切り通しの傾斜がかなり急だったので、恐らく崖崩れなどの危険があって切り替えられたのでしょう。現在は歩道も整備され、距離も短縮した新吹上トンネルが隣を通っています。
 不思議だったのが、このトンネルを訪れた時、真夜中にもかかわらず道路の明かりがついていたこと。まるで今にも車が走ってきそうな雰囲気でした。

(旧)満地トンネル

 青梅市を南に抜けて、国道411号線を走り、目的の満地トンネルに到着しました。ここは北側だと車を止める場所がないので、新トンネルを通過し、トンネルを出た直後に右折(八王子方面から来た場合は、トンネル手前で左折)してトンネル入口の真上に回り込むと、旧トンネルへ続く道の入口があります。
 ここは現在でも道路地図にきちんと掲載されています。というのも、歩道専用のトンネルとして整備されているためです。恐らく、新トンネルに切り替わったのは、単にこのトンネルが狭くて、自動車のすれ違いができないからという理由なのでしょう。トンネルの安全性には問題がないということで、歩道として余生を送っているのです。

 前後の歩道はそれまでの車道に植え込みをつくり、遊歩道のようになっています。通行人がどれくらいあるのかは分かりませんが、車の騒音や排気ガスから隔離されていて、単なる通行のためだけでなく、散歩などのくつろぎの場としても適したトンネルといえるでしょう。
満地トンネル・その他の写真
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南側の歩道入口。ただのトンネルのための歩道にしては整備がしっかりしています。 南北それぞれの入口です。トンネルは北側の入り口付近で少しカーブしています。断面がちょっといびつな形をしているのが分かりますか? トンネルができる前は、満地峠を越える旧道がありました。地図を頼りに登ってみたらこの通り。



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