UYOの部屋/特別企画/旧道・トンネル探訪記 Last update:2001/11/26


旧道隧道 -TUNNEL TOUR-

〜 吹上峠の旧トンネル 〜


縮尺などかなり適当ですので、お手持ちの地図などでご確認ください。

 以前に「青梅より3つの旧トンネル」で少しだけ紹介した旧吹上トンネルですが、この時の調査の後に、さらに旧いトンネルがあることを知りました。あれから2年が過ぎ、いつの間にか吹上峠を取り上げたページも増えてきましたが、再び立ち寄る機会があったので、その時の写真を掲載しておこうと思います。




(旧)吹上トンネル

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新・旧トンネル分岐点(東側)

 現在使用されている新吹上トンネルの東側入口のすぐ横に、旧吹上トンネルへ続く旧道が分岐していくのが見えます。この写真を撮っている場所までは車で入れるので、ここに車を止めて探索に向かいました。

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道には建設資材のような物が置かれている (旧)吹上トンネル東側入口

破壊行為はいけません  東側入口で目を引いたのは、横の壁から音を立てて流れ落ちる湧水と、開け放たれた(と言うより、蓋が破壊された)配電盤。どこかの心霊スポット紹介サイトで「照明は手動でON/OFF可能」と書いてあったのですが、それってもしかして、配電盤の蓋を誰かが破壊した結果ってこと?(^^;

 吹上峠は湧水が豊富らしく、このトンネルが廃止された要因の一つに、湧水によるトンネル自体の傷みがあったとか。確かに、新旧トンネルの分岐点を少し下ると、結構な水量の川が、音をたてて流れています。
 旧トンネルは昭和時代に完成されたもので、壁面はコンクリートです。道幅は乗用車なら十分すれ違える程度で、高さも結構ありますが、大型車がすれ違うにはかなり無理がありますし、歩道の余裕もありません。トンネルを通る車の大部分は、山で生産されているセメントなどを運搬する大型車なので、再度新しいトンネルに切り替えられたようです。ちなみに、新トンネルを大型車がかなりの頻度で通行するので、周囲はディーゼルの排ガスでかなり臭かったです(^^; クリックすると大きな画像をご覧いただけます(34KB)
(旧)吹上トンネル・その他の写真
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西側入口。この真上の奥に、旧旧トンネルの入口があります。 電柱に「幽霊出る」の落書き。これもすっかり有名になってますね。 割と新しい道標。これからゆっくりと朽ちていくのでしょうか。 右へ登っていくけもの道が、旧旧トンネル西側入口へ続く道です。


旧旧吹上トンネル

クリックすると大きな画像をご覧いただけます(124KB)  東側の入口に続く道は、新・旧トンネルの入口よりだいぶ手前から分岐します(バス停のポールが目印)。道幅は狭く、車のすれ違いやUターンが困難で、トンネル手前には民家もあるので、車では入らない方がいいでしょう。新・旧トンネル入り口分岐点付近など、車を止められる場所から歩くのがベストです。
 トンネル手前の民家(くれぐれも迷惑をかけないようにしましょう)を過ぎると、道の舗装が無くなり、まもなく車止めの柵が現れます。この先は道の凹凸が激しく、車輌の通行は困難です。注意しながら歩いて進んでいくと、廃屋と旧旧トンネル入口が立て続けに現れます。この廃屋は心霊スポット関係でいろいろ有名になっているようで、その影響からか、3つのトンネルも含めた峠全体が心霊スポットとされているようです。
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 旧旧トンネル東側入口です。赤煉瓦の綺麗なポータルですが、よく見ると大きなひび割れがあったり、右の方が崩れていたりして、かなり傷んでいることが分かります。
 このトンネルは中がちょっと面白い造りをしていて、東側入口→煉瓦の内壁→でこぼこの素堀り→コンクリートブロック?の内壁→煉瓦とコンクリートの混合→煉瓦→コンクリート→煉瓦とコンクリートの混合→西側入口と、内壁の様子が次々と変化します。湧水が激しく、東側にはかなり大きな水たまりもできていることから察するに、傷んだ部分を繰り返し補修した結果、このような形になったのだと思われます。

旧旧吹上トンネル 内部の写真
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東側の煉瓦はシミだらけ。つららのような形状も確認できます 東側入口方向を中から撮影。水たまりは靴が水没するほど深いらしいです 手前から素堀り→コンクリートブロック→煉瓦コンクリート混合→煉瓦‥‥と変化しています 中程の煉瓦は結構綺麗。おや、友人の手が写っちゃいました(^^; 西側入口付近。路面に近い方は煉瓦、天井側はコンクリートとなっています

クリックすると大きな画像をご覧いただけます(138KB)  西側入口は傷みがひどく、大きなひび割れがトンネル全体に広がり、ポータルの上半分は外側に向かって張り出しています。ポータル上部が地滑りを起こす可能性も考えられ、地震や大雨などでトンネルが不通になってしまう日も、そう遠くはないのかもしれません。
西側入口から先の旧道は、旧吹上トンネルの道に繋がっていますが、途中に路面が大きく崩れている場所があったり、足元の草の中に落石防止用ネットを吊るワイヤーが張られていたりして、車輌はもちろん歩いていくのもかなり危険です。一度無理して歩いたことがありますが、二度歩く気は起こりませんでした(^^;


おまけ・畑トンネルのその後

 せっかくなので、同じ日に畑トンネルも見に行ってきました。現在はトンネルに続く道路が完全に封鎖され、車輌は物理的に通行できません。車が通らなくなったことで、路上の堆積物や、道路に覆い被さるような枝などが増え、ますます自然に還る様相を呈してきています。

畑トンネルと周辺の写真
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東側入口に続く道。草が道路上を覆い始めています。 東側入口手前にある看板。いつも夜に来ていたので、今回初めて気付きました(^^; 東側入口。見た目はそんなに変わりありません。 西側入口。左側の崩れた土砂と、右側の斜面などから枝や草が伸びてきています。 噂の80km/h速度制限標識(笑)‥‥は、無くなってしまいました。
西側の坂道は枯れ葉や枯れ枝、枯れ草などが積もっていました。今後吹き飛ばされることもなく堆積してゆくのでしょう。 トンネルの内部。トンネル両端では湧水によるシミで真っ白ですが、中程では綺麗な赤煉瓦を見ることができます。



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