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- 吹上峠の旧トンネル
※模式図であり正確ではありません。
以前に「青梅より3つの旧トンネル」で少しだけ紹介した(旧)吹上隧道ですが、さらに旧いトンネルがあることを知りました。あれから2年が過ぎ、いつの間にか吹上峠を紹介するWebサイトも増えてきたようですが、再び立ち寄る機会があったので、その時の写真を掲載しておこうと思います。
2001-11-23 | : | 訪問 |
2001-11-26 | : | 掲載 |
2021-09-21 | : | リニューアルに伴い加筆修正, 写真の追加 |
(旧)吹上隧道(昭和隧道)
新吹上トンネル東側坑口のすぐ横に、(旧)吹上隧道(昭和隧道)へ続く旧道が分岐していくのが見えます。この写真を撮っている場所までは車で入れるので、ここに車を停めて探索に向かいました。
東側坑口で目を引いたのは、横の壁から音を立てて流れ落ちる湧水と、開け放たれた…と言うより、蓋が破壊された分電盤。どこかの紹介サイトで「照明は手動でON/OFF可能」と書いてあったのですが、それってもしかして、この蓋を誰かが破壊した結果ってことなんですかね…?
吹上峠は湧水が豊富らしく、このトンネルが廃止された要因の一つに、湧水によるトンネル自体の傷みがあったとか。確かに新旧トンネルの分岐点より青梅側へ移動すると、結構な水量の川が音をたてて流れています。
湧水によりトンネルが傷んだのは旧旧隧道(明治隧道)のようです。
現在旧吹上隧道を含む旧道部分は遊歩道として解放されており廃道にはなっていないそうですから、通行不能となるような痛みはなく無事現役を続けていることになります。
現在も旧道に照明が点灯している状況を不思議に思っていましたが、遊歩道であるならば理解できますね。
(旧)吹上隧道(昭和隧道)は1953年(昭和28年)に開通したもので、壁面はコンクリートのようです。
道幅は乗用車なら余裕をもってすれ違える程度で高さも結構ありますが、大型車がすれ違うにはかなり無理がありますし、歩道の余裕もありません。
加えて大型車が多く通行する道にも関わらず、隧道西側に急カーブが連続する線形のため、大型車でも余裕がある幅で直線の新トンネルへ再度切り替えられたようです。
ちなみに、新トンネルを大型車がかなりの頻度で通行するので、周囲はディーゼルの排ガスでかなり臭かったです。新トンネルには歩道がありますが、排ガス臭くて歩きたくないですね…(^^;
(旧)吹上隧道・その他の写真
各画像をクリックするとフルサイズが表示されます。